私が最近お稽古しているのは
「藤音頭」
私の流派では、名取にならないと踊れない
といわれている曲です。
「藤娘」は、潮来と音頭に別れます。
最初の部分と終わりの部分、の唄は同じですが、
「音頭」と「潮来」では、わかりやすくいうと真ん中の唄、曲が変わります。
以前、潮来はお稽古しましたが、
「音頭」は今回初めてです。
難しい、、、
「藤娘」よりも少し大人びていて、
「可愛さの中にただよう色気」が、師匠曰くとても大切なのだそうです。
最近は、名取さんでなくても踊られることも増えたそうです。
かわいらしく踊ることも難しく、
その中には松に対する、情熱、色気を忘れてはいけない、、
体を使うのが、「娘」はめいい一杯、、、と私は感じます。
他の踊りが難しくない、大変ではない、、ということではなく、
色々な「娘」物は、かわいらしく踊ること、とても大変です。
私の性格が出てしまうのですね、、どうしても、
「可愛くない、、、。それじゃ姉さんだよ、、。」
なんていわれっぱなしです(><)
歌詞の中に
「十返り」
という言葉が出てきます。
私は単純に「繰り返す」と思っていましたが、
今日ぱらぱら調べていると、、
なるほど、、、
という意味を見つけました。
「100年に一度という松の開花を10回くりかえす意から」長い年月。
もちろん、十繰り返す、意味もあります。
ただ、松に恋した藤の花のお話。
こんな意味があったのだ、、、お勉強になりました。
他にも色々な言葉を、
(なんとなく雰囲気でわかっていたつもりの言葉)
をしらべてみたり。
もちろん、師匠に聞いてみたりと色々ありますが、
こうして、馴染みが薄い言葉達を調べてみて、
改めて楽しさが深まりました。
そういえば、こんな事が以前「藤娘」のお稽古中にありました。
お弟子さん:「いとしと書いて 藤の花」ってうまく言ったものですね。
私:「??」
お弟子さん:「ほら、ひらがなの「い」をたてに十書いて、
その間に線を引くように「し」を書くと、
よく観る藤の絵になるでしょ?」
私:「(手に書いてみて)、、あっ!なるほど!!」
師匠:「そんなことも知らなかったの!?」
「い」を十書いて「し」をたせば、、、、藤の花
という意味だったのです。
師匠や、私より踊り暦が長い方は皆さん知っていたのですが、私ははじめて。
師匠も「最近の子はそういうことも教えてあげないといけないのね、、。」と。
名取になる前でしたので、、、お許しください、、。
まだまだ知らないことも沢山なんでしょう、、。
お恥ずかしながら日々がお勉強ですね。
がんばってね