大好きな舞踊家さんが私に貸してくださいました。
中を広げると鉛筆で描いたようなタッチのかつらがずらり。
以前から欲しい本の一冊ではあったのですが、
買いそびれていたところ、今回かしていただきました。
古本屋さんでもこの手のものは意外と高く、
写真の物もあれば、こんなに分かりやすい物も。
この本の中には代表的なものは一通りおさめられています。
もちろん、立役のものも。
眺めているとなんだか楽しく、
知らない名前があるとまた発見もあります。
写真の一枚目は「丸髷」
ご存知の通り、既婚女性が結ったといわれる定番です。
2枚目、3枚目は「本傾城(立兵庫)」
「本傾城 菊結び」
傾城の代表的なものですね。
この形に似た、「とんがりひょうご(元禄傾城)」
というものもありました。
皆様ご存知のものですと、「助六」に出てきます「揚巻」が結っている形。
私は初めて「助六」をみた時、
助六よりも揚巻さんに胸を時めかせた事をよく覚えています。
あの時は誰の揚巻さんでしたか、、、?
まだ、歌舞伎のかの字もしらなかった頃で、
兎に角夢中で毎月通っていました。
遊女たちの行列の華やかさと揚巻と書かれた提灯が印象的でした。
それからどれくらいしてからでしょうか、、
「キセルの雨、、」なんて歌詞を知り、助六の色男振りに時めいたのは(笑)
日本髪の結い方にはいろんな形が沢山あるんですね。
かつらも沢山の形があると言うわけですよね。
日本髪は凛と引き締まりますね。
この本は高そうですね。