七月の道具浚いでは『文売り』を踊ります。

一度通し稽古が一段落して、

七月までにまだ間があるので

『傀儡師』の稽古に入りました。

このところ、女物が続いていたせいもあって、

なかなか大変です(笑)

私もイマイチしっくりしないな、と思っていたのですが、

師匠が一言

『おじさんだよ。』

賤の小田巻(しずのおだまき)や

四季山などが続いていたので、

なんとも女がいまいち抜けきれません。

なるほど、傀儡師はオジサン、、、。

今までのものとはまた、力の入れどころも

身体の使い方も違います。

なんてことなくやっていた指さしや笑うなんて仕草も

オジサンではなく女になってしまいます(笑)

姉弟子さん方の傀儡師を思いだし、

『あ~、、やはり出来るのだなぁ』

という想いと、

『む~、、悔しい』

という想いで、久しぶりに『むきになる』なんて気持ちが少し顔を出しました。

冷静にキチンとお稽古は取り組む事が一番ですが、

少し忘れかけていた『闘争心』に似た気持ちがよみがえり、

今日のお稽古は刺激になるものでした。

『こんちくしょ~』

は腹のなかにないとだめですね(笑)

傀儡師のお稽古をかさねていけば

七月の会での『文売り』も、何か変われる気がしました。

七月、皆さんも楽しみにしていてくださいませ。

One thought on “傀儡師とオジサン

コメントを残す