新しい書庫の誕生です。

皆様は「五行歌」というものを御存知でしょうか?

私の祖母が毎日日記のように書いているものです。

          
   い  た  あ  緑  雨
   き  だ  あ  た  に
   い  た     ち  濡
   き  だ        れ
   し           た
瑠  て
   い   
依  る

祖父が亡くなった折、

俳句をやろうかと思い立ったのですが、

いかんせん、俳句は難しい、、、、

そう悩んだ祖母は「五行歌」の存在を知り、はじめたそうです。

祖母から五行歌の葉書などがよく届くので、

母が亡くなった折、慰める言葉も見つからず、

私も五行歌を祖母に送ったのが私がはじめたきっかけです。

そう、つい、この間からはじめました。

これがやってみるととても楽しい。

 「季語もないから、自由に何でも書きとめるといい。
  これといった決まりもないし、五行におさめたらいいんだよ。」

そう言って、五行歌の本を送ってくれました。

本によればまだまだ新しい分野。

詩とは違うもののようです。

都々逸のリズムにも似ているものもあり、

本によると、日常話している言葉を使うというもののようです。

たとえば
「おたくの会社の社員は皆さん感じがいい」
なんて会話も、

                 
  感  皆  社  会  お
  じ  さ  員  社  た
  が  ん  は  の  く
  い           の
  い

なんて感じになります。

これを色々と遊んでみるんです。

本を読み進むと、
短い単語でつなぐことが引き締まって良いとあります。

でも、祖母は本当に毎日沢山、日記のようにつけていますので、本の通りには行きませんが、

この、五行歌の良いところ、、、

 手紙よりも心境や風景がストレートに伝わること
だと私は思っています。

祖母は、新聞に投稿し、賞をもらった経験があるそうです。

祖母の五行歌は、とてもストレートで、私は大好き。

とにかく、何にも縛られず五行に収める。

決まりや流れがないわけではないですが、

まずは五行におさめること。   それから私もはじめています。

日常の口語を使うこともあり、毎日何作も出来上がるものです。

縛られず、景色、気持ち、出来事、、、

日記のように綴ってみてはいかがですか??

下記の五行歌は祖母に送ったうちの一つです。

           
   私  母  ど  水  ピ
   の  は  ち  泳  ア
   絵  叱  ら  が  ノ
   を  ら  か  嫌  が
   褒  な  ら  い  嫌
   め  か  も  だ  い
瑠  た  っ  逃  っ  だ
      た  げ  た  っ
依        だ     た
         し
         た

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