今、お稽古をしているのが「手習子」

 まだ、着物の肩上げもとれていない娘が、
 寺子屋帰りに蝶をおったり、占いをしてみたり、、と
 道草をしている様子が描かれている踊りです。

 大人びて、恋を踊ってみたり、恋を占ってみたり。

 そのあとに、「道成寺」の一節がおりこまれています。

 おしゃまさん、、というのでしょうか。おませな初々しい娘のものです。

もちろん、舞台にかけるつもりではなく、

とにかく、「体の使い方を覚える」というのが今回の目標。

164cmあるこの身体と、姐さんぽくなってしまう癖、、、

とにかく、娘って、本当に難しいですね。

 「ただ首を振っていれば娘になっていると思ったら大間違い」
 「首だけじゃおかしなことになるから、体をめい一杯使うんだよ」

今まで、芸者や、かたいもの、男、、、、

そんな道を歩んできた私にとって、、、

体がついていかない、、

他のものが容易というわけではなく、

今までのものとは体の使い方、首の使い方、、違うことばかり。

確かに、子供たちを観察していると、見えてくるものもありますが、
いかんせん、、、背の高い、、成人女性がそれをどう見せるか、、、

と、なると、わからないことばかり。

頭で考えるよりも、とにかく今は体の色々なところを駆使しないといけないんですね。

考えながらお稽古する、
娘になって、、、

まだ、そこには程遠い、、、。

いつものお稽古のものより、ハードルが高く、じっくりになるはずですが、

体がうまく使えるようになってくると、また一つ一歩前へ進める気がします。

ギシギシいいながら、
眠っている私の色々な筋肉たちと会話できるように、、

お稽古あるのみですね。

One thought on “難しい、、「手習子」

  1. 子供を上手く表すのは本当に難しいですね~。
    私も以前、「かむろ」を習い始めたのですが
    余りの覚えの悪さにいつの間にか先生は教えて下さらなくなってしまいました。。。この子供が基本だとも仰っていました。

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