先日、浅草へ師匠、姉弟子と稽古場の小道具を買いにゆきました。
暑さが和らぎ久しぶりの浅草にワクワク。
小道具やさんに行って驚いたのは、
小道具の値段の高さ!!
名取だろ、、
と言われてしまいそうですが(>_<)
今まで、お稽古場の道具を当たり前に使っていたので、
としみじみ感じました。
小道具やさんで出会った
「獅子頭」
種類は幾つかあるのですが、お店にあったのはこれ一つ。
職人さんへ発注している最中だそうです。
越後獅子のお稽古をしたときに、
作りはきいていたのですが、
数出てくる小道具のなかで獅子頭だけ
ついているつもり、、
でお稽古したのです。
子供が親方に言われ稼ぎにでる、、
そんな子供のおどりなので、なんだか獅子のかおも可愛いらしくてo(^-^)o
歯には紙をはさんでいますが、
獅子舞の獅子の
「拳サイズ」
とでも言いましょうか。
これは頭にかぶるというか、
頭にのっていて布をおろすと顔がかくれ
なんだか不思議な姿に変身しますo(^-^)o
小道具のお話しで少しずれますが、
実は「汐汲」という踊りのなかで使う「三段傘」という
傘が三段になっていて、鈴がなる可愛いものなのですが、
作れる職人さんがもういない とか。
考えてみたら一つ一つ手作りの職人技が必要なものばかりの小道具。
以前、稽古場にきたかっこも、若い方がつくったとかで
いくらか安かったのですが、
音がなんともおまぬけで変えて頂いた事もありました。
年々職人さんが減っているのですね(>_<)
三味線を壁に掛ける三味線かけは
もう需要もなくつくらなくなったそうです。
私はなんとなくあの風情が好きで
探し回ったあげく無くて、
オークションで落とした思い出があります(*^_^*)
確かにお稽古三味線くらいしか
かけられないけれど、よい眺めなんですよ。
普段何気なく使う小道具にも、
心持ちが変わった浅草散策でした。
すごいシンプルな変わった獅子頭ですね!私のブログで色んな獅子頭を紹介しているので参考に見て下さい。
私は、うまれたときから、三味線掛けはウチにあったけれども、もうそんな世の中なんですねぇ。(-_-;)
もちろん、今もありますよ。
歌舞伎の看板職人さんも、もういなくて、こまっているんですって。
日本の文化としてこれだけ名高いなら、そんな職人さんたちは、お抱えでご飯がたべられるようにしてあげるべきなんでしょうが、それよりなにより、そういった仕事に魅力をかんじられなくって、だめなのかもしれませんなぁ。。。