戀という字を分析すれば、糸し糸しという心

都々逸の文句でも聞いた事があるような一説ですね。

昔の、「戀(こい)」という字を知らないと、なんとも
「ほほ~」とは行かない話しですね。

 「表意文字」という、文字を構成する部品に
 それぞれの意味がある、、という文字の成り立ちを考えると、なかなか面白い。
 もちろん、学問的なものではないが、以下に、似たような分析を三例、、。

「櫻という字を分析すれば二階(二貝)の女が木(気)にかかる」

「妾という字を分析すれば 家に波風立つ女」

「努力の努の字を分析すれば 女の又に力あり」

(「懐かしい日本の言葉」 藤岡和賀夫 著 参考)

日本人は昔から、こういった遊びはすきだったようですね。

「漢字遊び」と検索しましたら、面白い物が出てきました。

梅の木を水にたてかへよ        海
 鷹心ありて鳥を取る          應
 嵐は山を去て軒のへんにあり      風車
 竹生嶋にあり嶋もなし         笙
 道風がみちのく紙に山といふ字をかく  嵐
 廿人木にのぼる            茶
 戀には心も言もなし          絲
 紅の糸くさりて虫と成る        虹
 山を飛あらしに虫ははて鳥来る     鳳
 はたちのこさか立ながら生るゝ     薩

『後奈良院御撰何曽』に、子供の遊びとして、載せられたかは、定かではないが、、、
と、紹介されています。
そのほかにも。「徒然草」にも、似た様な遊びが紹介されているとか。

少し難しくなってしまいますので、上のものだけで御勘弁ください。

上の紹介した物、
わかりましたか?

こうしてみると、少しわかりやすいかもしれません。
↓  ↓
 ①「梅」の木(へん)を、水にたてかへよ   →  海
 ②「鷹」心ありて、鳥を取る         →  應
 ③「嵐」は「山」を去て、「軒」のへんにあり  →  風車
 ④竹生嶋にあり、嶋もなし           →   笙
 ⑤道風が、みちのく紙に「山」といふ字をかく  →   嵐
 ⑥廿人木にのぼる               →   茶
 ⑦戀には「心」も「言」もなし         →  絲
 ⑧紅の糸(へん)、くさりて「虫」と成る     →  虹
 ⑨山を飛、あらしに虫ははて、「鳥」来る        →  鳳
 ⑩はたちのこ、さか立ながら生るゝ        →  薩

⑨の「山を~」というのは
私もはじめはチンプンカンプン、、。
でも、よく読んでいくと、、、

”’「嵐」という字の上にある「山」を飛ばし、中にある「虫」がいなくなり、
変わりに、「鳥」という字が入って、、、鳳凰の『鳳』の字になる、、、。”’
という事のようです。

最後の⑩が、いまいちわかりません!!

解明していただける方いらっしゃいませんか?

ちなみに、参考にさせていただいたのはこちらです。
↓    ↓
http://murasakishikibu.co.jp/jfont/kanji.html

7 thoughts on “漢字遊び♪

  1. 10番、難しいですね(汗)。はたちが『草冠』でさかは『阪』でしょう。でも阪の字の中にある『又』が謎です。。で、立ながらは『立ち流れ』なのかな…?・・・降参です(;^_^A アセアセ・・・

  2. おもしろいですね、和歌にもこれに少し似たものがあります。「吹くからに秋の草木のしをるれば むべ山風を嵐といふらむ」。「山」+「風」=「嵐」です。

  3. 私なりの推理ですが・・・「-」に「ハ」が刺さって「はたち」。「おおざと」は「乃」の草書に似てるから「の」。「産」は冠部が「立」と左側の「坂」で成り立ち、そして「生」。あってるかどうかわかりませんけれど。

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