昨日東京へ戻ってまいりました。
おかげさまでお天気にも恵まれ、楽しいひと時を過ごしてくることが出来ました。
演舞はどうなったか、、
無事に成功。 拍手を頂いてくることが出来ました。
先生のご友人のお祝いと言う事で、おめでたい席での失敗に不安があったのですが、
無事に終了。美味しい食事と、お酒を飲むことができました。
三味線にしてもそうですが、やはり、ライブに勝るものはありません。
稽古では出来ないことが、良くも悪くもですが出来てしまうのがライブの怖いところ。
今回は真剣での巻き藁切りに、型、殺陣を演舞しました。
女三人、三人三様のいでたちに、得物。
先輩は太刀、私は懐剣、そしてもう一人の彼女は小刀。
同じ型をやるのですが、得物が異なれば、一つ一つやはり微妙に変わってきます。
太刀も小刀も本来は男性が使っていました。
懐剣は女性のもの。それだけでも足捌きから構え、得物の振り方が異なります。
皆、袴姿でしたが着物もそれぞれ。
私はサーモンピンクの明るい着物を着ました。
殺陣はその場でつけていただき、本番。
私の小さなミスは、先輩ががっちりばっちりカバーしてくださいました。
「三人いたら300%ではなく400、500にもなるように」
と先生がおっしゃっていた通り。
一人が上手くても成り立たないのが殺陣。三人いれば、三人の息が合ってはじめて気持ちよく決まるんです。
今回は真剣での演舞が皆、成功。ほっとしました。
そうある機会ではないので、お誘いくださった先生に感謝です。
とても良い経験になりました。
今回一緒に旅をした先輩が、林先生の紹介や、殺陣、大河のお話などHPを開いておりますので、
少しでも興味がある方は覘いてみてください。
所作や、武士の話、など時代小説を読むときに一味違う読み方も出来るはずです。
大河の裏話も。
懐刀はいざというときに自決するためのもの、と曾祖母が話していたような。生まれは明治一桁だったはず。懐刀は女の覚悟を常に秘めていたのでしょうね。
女性が手にするとき、それは本当に覚悟を決めたときであったのだろうと懐剣を手にするたび思います。女性は強いですね。