先日、「春日派」の会にお邪魔してきました。
ご縁は、「事務所と同じマンション」
以前から、三味線の音は聞こえるし、今でも現役でお座敷に出ている方がいらっしゃる、、
とは聞いていました。
たまにすれ違う素敵な可愛らしい方がいらして
「素敵だなぁ、、」なんて気になっていました。
その方が、いまでも三味線でお座敷を勤めている
「赤坂 奈加」さんでした。
なんせこの事務所は古い建物。
赤坂もまだ花柳界が栄えていた頃からあった。
元芸者さんもお住まいらしく、三味線に関しては、三人とか、、。
会のほうは、最後の方立方さんも付き、華やかな物でした。
また、驚いたのが旦那衆
若い方も混じって、皆で「梅は咲いたか」なんて歌う姿はとても可愛らしいと言うか、、。
昔は、上司がやっているからとか、奥様がやっているから、、
お取引のきっかけ、お付き合いの一環、、
なんて旦那衆が沢山いたんでしょうが、今は減ってしまったのか、、
と思っていたら、以外といらっしゃって嬉しかったです。
舞台の上で、楽しそうに、又、緊張した面持ちで唄う姿は良かったです。
赤坂、新橋、熱海、、と芸者さんたちが踊られていらっしゃいました。
やはり、役者とも、舞踊家とも違う、なんともいえぬ踊りをされていました。
若い子に、ベテランまで、楽しく見させていただきました。
垢抜けしてらっしゃって、また、舞踊家とは少し違った味がありますでしょうー^^! 私も「上方唄」の師匠が現役芸子さんで92歳で昨年他界されましたが、弟子は皆、元芸子サンばかりでしたので、少し雰囲気が違いました。段々この世界も人数が減ってはいますが、お若い方もこのごろは行ってきたと喜んでいらっしゃいました。こちら関西では!
花柳界の衰退は、日本文化の衰退のような気がしますね、、。遊ぶ、と言う楽しみ方を、最近は知らないみたいです、。雰囲気やはり違いますね。 なんともいえない感じでした。
花柳界とは、全く縁も機会もありませんが、其処には和の世界が脈々と受け継がれているのですね。日本の良い文化(生活観)がいつまでも、みんなの、せめて心の中にでも残っていきますように。雰囲気を肌で感じられる人の感性に乾杯!!!
花柳界にいらした方に普段お会いすることはほとんどないですものね。その文化に触れる機会があるのはとても貴重ですね。
ふくちゃんさん。花柳界は、以外と近くになじんでいたりもするんです。ただ、そんな事には気が付かない事の方が、、。彼女たちがいる限り、その世界の事は小さくても、語られていきますね。
金魚さん。土地柄もあるし、稽古の関係もあるかもしれません。それでも、今は、本当になじみが薄くなってしまいました、、。寂しいですね。
新橋の芸者さんがまだ頑張っていますね。人数も多いようです。「東をどり」が毎年開かれていますので、行ってみるとそりゃあ華やかで楽しいですよ。昔は「赤坂をどり」もあったのに…
ouminookane さん。今年は、東踊りうかがえなくて、それは残念でした。 赤坂踊りは、私の師匠達もご存知で、ソレは華やかだったとか。 復活の日はくるのでしょうかね、、。