先日、久々に日曜日にまるまる半日プライベートな外出をしました。

一緒だったのは、詩吟のお師匠さん。

以前、まだ赤坂の花柳界が元気であった頃、

剣舞芸者として一時赤坂に出られていた方なんです。

色々なお話を聞かせて頂き、旦那衆や時代の違いを感じつつ、

本当に楽しく聞かせて頂きました。

書きたいお話も山ほどありますが、

今日は「うちみず」という言葉を。

ふと、お師匠さんが教えてくださいました。

そう、「御手洗い」のことなんだそうです。

「お師さん、こんな感じで使うのですか? 『うちみずへ行って参ります』?」

「そうですね。そんな具合でしたか。

いまでも私は花柳界のことは分からない事もあるくらいです。

お姉様には色々と教えて頂きましたけど、未々教えて頂きたいことばかり。」

オキヤの女将さんが最近お亡くなりになり残念そうなお師匠さん。

綺麗な方で、動物が好きだったそうです。
ご自宅にねこちゃんを飼っていたそうで、

こんな素敵な台詞をさらりと言っていた姿を忘れられないとか。

『毛深い旦那が待っていますから』

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