前回記事に載せた、、
「にきん」と「かつらおとこ」
コメントくださった方、メッセージくださった方有難うございます。
まずは、、、かつらおとこ、、、、
前回の記事にコメントをくださった「るん馬」さんのコメントのように、
「かつらおとこ」は『桂男』でありました。
お師匠さんもあの後すぐに調べて確認したようで、同様のお返事でした。
手元にある大辞林の中から引用させていただきます。
①月に住むという中国古代の伝説上の男。また、月を擬人化した異名。かつらお。
「蚊帳の寝姿 羨ましいか かつら男が 来て覗く」
では、月明かりが照らしているということになるのですね。
続いては、、、「にきん」
二弦の楽器ではないか、、、
とは思っていたのですが、長唄のお兄様に伺ったところ、やはりあるとのこと。
でも、、、どんなものか、、見たことがない私、、。
偶然見つけた本に、写真が載っていました。
「八雲琴」(二弦琴)二弦琴の一種。
19世紀初めに中山琴主が出雲大社などでの献奏様として考案し、作曲したのが起こり。
のち明治初年の東京で東竜(あずまりゅう)二弦琴が派生した。出雲琴。→二弦琴。
(大辞林より引用)
写真の本によると、(写真のしたの解説より抜粋です)
江戸時代後期につくられた楽器で二本の弦を持つ。
現在、一部の宗経で使用される神道色の強い楽器である。
左手に約5センチの象牙でできた「転管」と呼ばれる管を持ち、弦に軽く触れる。
その勘所により音程を変え、右手の竜爪で弾く。
奏法とすればハワイアン音楽のスチールギターの方式である。
大正時代につくられた「大正琴」に影響を与えたとも言われている。
長唄のお兄様が見たことがある、、ということは、現在も演奏されているはず。。
どこかで耳にしたことがあるのでしょうか?
大正琴は我が家にもありますが、
遊ぶ程度か触っていません。。
それにしてもこの「八雲琴」偶然見つけなければ、見られなかったかもしれません。
三味線・琴・大正琴・琵琶・胡弓が大きく分けられ載っています。
「吹きもの」と「打ちもの」も載っていて、楽しい内容となっています。
歌舞伎で御簾内で使用される効果音の楽器なども載っています。
何より写真が多くて分かりやすい。
踊りで使用する「括弧」などものっていて
私はこの本を眺めていると楽しくて、、楽しくて、、、。
日本の楽器の姿は、美しく、とても繊細につくられ、
部分部分の知らなかった名称など、日本語の楽しさも。
ぜひぜひお勧めの一冊です。
おもしろそうですね。さっそく読んでみます。
二弦琴の図のアップ、ありがとうございます。
『想夫恋(そうふれん)』を奏でるという描写もありましたし、名前からしても二弦琴のようなものだろうとは想像していたのですが、その二弦琴自体、初めて見ました。
しかし、日国をはじめいろんな辞書に当たってみましたが、二弦琴を「二琴(にきん)」と呼ぶ用例は見つけられませんでした。慣用的な呼び方なのかもしれませんね。