さて、とても久しぶりにこの書庫の更新です。
「銭型平次 まだら蛇」
長谷川 一夫
美空 ひばり
木暮 実千代
境 シュンジ(サカイ マサアキさんのお父様)
他
ひばりさんが、舟をこぎながら唄ったり、
かと思えば、「平次親分!!」なんて言っていたり。
最後の方には、綺麗綺麗になって、登場したり、、。
あらためて、とんでもないスターだったのだと思い知らされました。
長谷川一夫さんに比べたら、なんと、台詞が普通でしょう。
話に聞くところ、長谷川一夫さんは、「ナマリ」がひどく、ソレを直そうと、
あの、長谷川 節が出来たとか、。
サカイマサアキさんのお父様は、
私は始めて拝見したのですが、「そっくり!!」
なぜ、そんな物を見る機会があったかというと、、。
ひばりさん追悼の時のTVの特番をビデオにとっていた方がいらしたから
なんです。
とにかく驚いたのは、
時代劇の規模の大きさ!
今創られている時代劇とは大違い!!
①町人や商人、岡っ引き、、通行人、などの、エキストラ勢もしっかりしている!
↓
どんなに小さな役でも歩き方一つから演じ分けている!!
②とにかく、一場面撮るのにもお金かけてます!!
↓
ほんの一瞬でも、映るとなったら、人を惜しみなく導入!!
① 本当に、大部屋の方々がしっかりされていたのですね。
町人でも、色々います。
後ろを「す~」っと通るだけでも、今の「映りたい」みたいな気持ちが出ていない。
通りすがりなら通りすがりを普通にスッとされてます。
② 例えば、死体が流れ着いて川岸で人が集まっている、、、
そんな場面でも、現代の物はヨリ(アップ)で、大抵さらっとすんでしまう。
でも、昔の物は、お金がかけられたのですね、、
ほんの少ししか人だかりが映らなくても
人とセットに惜しみがない!!
つまり、今の時代劇より圧倒的にひきが多い
ひきと言うのは「ヨリ(アップ)」の反対。
広く長い廊下を「バタバタ」っとかけてくる、、、
門に「御用」の提灯が「ドカどか」っと押し入ってくる、、、
そんな場面でも、「迫力」があるんですね。
今は、出来るだけ少ない人数で、、というのがあたりまえ。
少ない数で済まそうとすると、どうしても、広く撮ったら嘘がばれる、、、
そこで、できるだけ、、、ヨリ、、、で、撮る事になってしまうんです。
今と違って、時代劇が盛んで、お金が賭けられた時代。
それだけに創れた「作品」「映像」が、山ほどあったのですね。
「社長!!こんなのつくってくださいよ~!!」
「無理だね、、。今こんなのつくったら大変、、。
お金はとてつもないし、、、スタッフから皆大変だよねェ、、。」
なんだ、、、。
いつか、こんな風時代劇が戻ってくる日はあるのでしょうか、、?
西部劇がつくられなくなったと同様、
日本の時代劇も廃れる一方なんでしょうか、、、。
でも、こんな話もでましたよ、、
数は少なくても、いいものなら、必ず見るし、後年に残る
そうですね。
お金がかかるから節約節約、、、、
なんてしていたら、結局いいものは出来ない、、
少なくていいから名作が、今の時代に生まれてくれるといいのにな、、、、。
始めまして!ブログ拝見しました。ひばりちゃんの凄さ・可愛らしさ・上手さが解ってもらえて嬉しいです!歌手としては没後に天才として再評価してもらえましたが映画は正当な評価がいまだにされていません・・・特に時代劇の立ち居振る舞い、殺陣、踊り等。今ひばりちゃんほどできる人はいません。何をしても本当の天才でした。。
よくいらしてくださいました!ひばりさんのお芝居、殺陣、立ち振る舞い、、、。とにかく今はああいう方本当にいらっしゃらないですね。
何処も彼処もローコスト。削るべきものとこだわるべきものが見えなくなってしまってるんですね。私も自戒しないといけません!
はたなかさん。ローコストだから出来る事があるように、時間をかけて労力を惜しまずにやると出来上がる素晴らしい物もあるはずですよね。
初めまして、時代劇大好きな私ですが、ひばりさんが大川橋蔵さんの銭形平次に ゲスト出演してたのは記憶してます。男前でしたよね。竹脇無我の清水の次郎長を知りませんか?あれをもう一度見たいと思う私です。時代劇が少なくなって寂しいもんです。