皆さんは「新内」をご存知ですか?
「新内なんて、しんねぇなぁ」なんておじ様たちのギャグすら今は聞くことが少なくなりました。私が新内を弾かせていただいたりする場所には、やはり既に新内を知っている方が多く、「はじめて聞きます」なんて方は少ないです。 とにかく若い人が知らない!!って私も全く知らなかったのですが、、、。
三味線触ってみたいなぁ、、。なんて思っていたら偶然にもご紹介していただいた方が、新内の家元だったんです。新内なんて聞いたことも無く、まして三味線もはじめて。でも今思うとそれがよかったのかも。
今では少しばかり(?)耳があいたのですが、幼い頃ピアノをやっていた私には最初は「なんと気持ち悪い音だろう。はずれすぎ、、」なんて感じたものです。三味線は五線ではない、ドレミにも無い音があるんですね。  新内はなんとなく物悲しい感じがしますが(新内流しは少しは有名?)あれがまた弾いていても気持ちのいいこと。
新内は心中だ悲恋、三角関係など有名ですが、落語からとったチャリモノも結構あるんですよ。
師匠の作った「応挙の幽霊」は新内界で大ヒットしました。それまで暗く悲しい曲ばかりだったので随分うけたようです。何よりも新内を知らない人でも聞きやすい。弾くのも楽しい!
悲しい曲はやはり難しい、、。音も聞かせなくてはならずとても緊張します。
よく「顔が険しかった」なんて言われます(笑)まだまだですね。
新内は正式には最低「二挺一枚」  太夫  三味線(本手 ほんで・上調子 うわじょうし)の形式です。唄い手さんが一人、三味線が二人。
でも最近はお料理やさんなどでは大抵二人の事が多いです。
太夫さんが本手の弾き語りをして、上調子の方が一人。

でも、料理屋さんにいるお客さんの気まぐれに呼ばれるなんて、最近はめっきり減りました。
私もそれは一度しか経験がありません。
だいたいお店の方からの依頼を受けて行くか、自分たちで企画してお知らせ。なんていうのがほとんどです。
今は、不景気→料亭の衰退→花柳界の衰退→芸者の激減→芸事をする若い人の人口減少
そんな流れで古典の業界も華がない。寂しいですね。
 
そうそう、京都に行ったとき「まだ新内流しがたまに鴨川あたりを流してる」なんて聞いたのですが
本当でしょうか?
「西の義太夫、東の新内」なんていわれていたんですが。いるのかな?本当なら嬉しいです。
情報ご存知の方はぜひご一報を。

それにしても画像無くて字ばかり、、
初心者まるだし、、。ごめんなさい。近いうちにはもう少し楽しい画面にしたいと思います。

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