今度のお浚い会の踊りの一つに「俄獅子」があります。
この踊りは、この扇でこしらえられている「扇獅子」を持ち、舞います。
表が銀色、裏が金色の扇が二枚あわせてあります。
二枚の扇の間には、赤い縮緬でつくられた「獅子の舌」がみえます。
鈴が二種類ついています。
「もち手を隠すところに小さな鈴」
「扇についているものが、大きめの鈴」
お稽古場にあったものは金と銀。
一枚目の写真のように扇の部分を右手に持って、
左手に扇から伸びる縮緬を持ちます。
鈴の音が、なんともいえない獅子です。
眺めていて「目」もないのに、とても愛らしく見えてきてしまいます。
私はまだお稽古したことはないのですが、
どのお弟子さんがお稽古していても、、
隣で踊る師匠の姿が、特に好きだった踊りの一つ。
いつ、手ほどきいただけるのか楽しみです。