ルー大柴さんの
家族の歴史のお話がNHKで放送されていました。
彼自身が番組で初めて知ったこともあり
多くの事実、エピソードが放送されていました。
思わずじんときてしまいました。
どこか憎めないと思っていたルーさん。
お祖父様は大成功をおさめた方で、
ハルビンには四階建てのビルまで建てた方だったそうです。
お父様はロシア語の通訳をしながら
あの過酷だったといわれているシベリアで過ごした日々があったそうです。
私も父方の祖父から戦争の話を
本当に幼い頃聞いた記憶があります。
背中にある大きな傷を見せてくれた事は記憶に刻まれています。
母方の祖父の戦争の話は
今も元気に健在で、私の大好きな祖母から少し聞きました。
満州にて病気になり、帰国に至ったなど。
私も父ともっともっと話をしていたら、、、
と思う事は多々あります。
我が家も両親は離婚しておりますから
昔の話は、父亡き今、母からとびとびにきくばかりしかありません。
東京へ出てきてから両親と交流が減った中、
師匠や、多くの私を育てて下さっている方々が
「親は二人しかいない。生きているうちが親孝行」
と説いていただき、
父が亡くなる前には交流も戻り、
ゆっくり話す機会もつくれました。
父方の先祖の話や母の事や、、、
早く父を亡くしたことが良いこととは決して思っていません。
けれども父の死によって教えてもらった事や
初めて知ったこと
多くのことを学んだというか、
気付かされたというか。
ソレからは、毎週恒例の師匠とのお茶タイムも
本当にかけがえなく感じる様になりました。
のんびりや当たり前が本当にかけがえなく感じられる様になりました。
私よりも遥かに多くの方の他界を経験している、
師匠をはじめとしたまわりの諸先輩方に
毎日、日にち教わり、
体感させて頂けることに感謝しました。
元気な祖母も母のことも、
当たり前にまわりに居てくれる方々も
もっと大切にしなくてはと
新たに気付かせてくれた番組でした。