藤間瑠依
今回の名披露目を一番喜んでくれたのはおばあちゃん。

「祖母」と書くほうがきちんとしている気もしますが、
愛情と、感謝を込め、、

「おばあちゃん」と呼ばせてください。

おばあちゃんは85歳。

以前記事にも書きましたが、
三重県菰野というところから
 東京に一人で出てきます。

 荷物も一人で担ぎ、新幹線にも一人でのんびり、、。

なにかあるのではないのかと心配はそっちのけ。

歩くスピードも驚くほど(笑)

実は私のおばあちゃん、昔長唄を習っていたそうです。

曾祖母が好きで、師匠に出稽古に来ていただいていたそうです。

家系は「クリスチャン」で育ったために、
「クラッシック」漬けで育った私。

おばあちゃんが長唄をしていたと聞かされたのは、
私が邦楽を始めたと知ってからでした。

まさか私が邦楽を始めるとは、私自身思っていなかったので
おばあちゃんや家族もそれは驚いていました。

でも、こうして邦楽をはじめて、多くの人に出会い、
会にも出られ、、

それが、再び家族をつないだ気がします。

祖母も一人遠い名古屋の地。
東京に出てくるのも大変なことのはずです。

でも、私の会があると聞いた日から
楽しみに、、楽しみに、、首を長くして待っていてくれました。

 体力が落ちてはいけないから、
 毎日最低一時間は外に散歩。

私がこうしている姿で、おばあちゃんが生きがいを感じ、
元気でいてくれるのは本当に嬉しいことです。

おばあちゃんが東京に来れば、親戚も皆集まりますし、
私の家族も東京へ出てきてくれます。

小南家の古文書と出会ってから、
曾祖母、ひいおばあちゃまの事を思うことが増えました。

これも、邦楽を始めたり、自分の祖先のことに興味をもったりしなければ、
ありえなかった話です。

叔母が舞台を見ておばあちゃんに言ったそうです。

瑠依ちゃんにはおばあちゃん(私の曾祖母、叔母から見て祖母)の血が流れているのね、、

花子さんの姿でお客様や家族に追われているとき、
きっと、ひいおばあちゃまが、ニコニコして見守っていてくれるのかな、、

と、ふっと思ったりしました。

今日は会を終えてから、やっと休日らしい一日をはじめて過ごしました。
ほっとしたのもつかの間、荒れ果てた部屋を片付けたり、、。

ひと段落して無性におばあちゃんのことを書きたくなってしまいました。

道成寺の記事、写真は後ほど、、

コメントのお返事書き込まず申し訳ございません。

しばしお許しください。

5 thoughts on “おばあちゃんと白拍子花子、、、

  1. おばあさまを大切に思っていらっしゃること、ほんとに良いですね。
    自分の趣味が早く亡くなった父や祖母と同じだったと聴かされたことがあります。DNAで繋がっているんですね。写真もステキです。

  2. 写真とても素敵です!
    来年は東京に戻るつもりなので、そのうち俺も舞台見に行かせて下さい!
    長唄のこととか全然無知ですけど、行ってみたいです!!

  3. まだ余韻が残っていらっしゃるでしょうね~。^^ おばあ様は本当にお幸せですこと。こんなに心遣いのある優しいお孫さんに恵まれて~。それにしても85歳でのお一人での上京とは頭が下がります。おばあ様のご健康もお祈りいたします。m(_ _)m ★小百合

コメントを残す