師匠がくださいました。

アイボラー

というそうです。

 以前、新内のお弟子さんで、繊維会社に勤める方がいらしたそうです。
 「象牙では高いから」
 と、象牙に似た撥を試行錯誤したそうなんです。

 師匠のところには、「一段」「二弾」
 と、研究を重ねた回数だけ品物があるそうです。

 その方は、新内の方々に試作品を作っては
 又改良、またまた改良、、。
 と、とても熱心に研究されたとか。

 新内協会にいらっしゃる方は皆さん、一つはお持ちだとか。

 しかし、プラスチックよりは、高いし、象牙よりはちーぷ。
 そんな具合で、あまり普及はしなかったそうです。

でも、そんな旦那がいらしたなんて、なんて素敵だろう、、、。

もう他界されてお会いする事は出来ないのですが、
私も大切にして、ゆくゆくは、お弟子さんに差し上げられるようになりたいものです。

師匠曰く
「プラスチックよりかえりが少ないし、象牙とまではいかないけどよく出来てるよ」

とのこと。
 
 そうですよね。「新内」の為に研究して開発してくださったんですから。

 そんな先人が作った撥。大切に使いたいと思います。

8 thoughts on “新内の為に、、、師匠からのプレゼント

  1. よい!プレゼントを頂かれましたね! 大切にしないと「罰(撥)が当たりますね^^」 私達は練習の時は「鼈甲」の撥なんですよ! いずれにせよ、和楽器の小物は高いですからね。。。

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