祖母から古い古い古文書を譲り受けました。
悩んだあげく「東大 史料編纂所」へ持ち込みました。
祖母の話では、ひいおばあちゃんの「小南 あさ」は、
士族の系図の売り買いが盛んになっても、戦争になっても、
大切に、大切に守ってきたものだったそうです。
「赤松家の出の小南家。後に蜂須賀家に使えた。
徳島のずいがん寺のお墓を見る限り普請奉行だったのではないか、、」
祖母からそう聞かされていました。
東大に預けてから随分経ち、
昨日東大の方が、直々に会社まで足を運んでくださいました。
汚い紙だった系図や、手紙たちが五冊もの「小南文書」写本として届けられました。
祖母が言っていた話は本当のようで、
「今まで写しだけしか残っていなかった小南文書の現物が出た。」
どうやら貴重な史料のようです。
「赤松家」について研究をされている方が、
小南文書の写しをまた写したものを(それは実は東大にあったそうです)
元に論文を発表されていました。
しかも、私が東大に現物を持っていった直後に発表されたようです。
その中には「小南文書、その所在は明らかではないが、今後の発見を、、」
と書かれていたのです!
まあ、母方の血筋は、中世かられっきとした士族との事。
家老とまでは行かないものの
上の方の役職だったそうです。
なんだか話すと長くなりそうなので、
回を分けて少しずつお話していきたいと思います。
ちなみに、祖父のお友達には「伊達家」の末裔も。
素敵な、お洒落なおじいちゃまです。
学会への貢献をなされたようですね。素敵な思い出の背景。そして、家系のエピソード。今後の研究で、今までの研究成果・明らかになっている歴史との結びつきが出てくるのかもしれません。それもまた夢のあることです。